- 2024/09/10
この動画は、
週刊少年ジャンプにて掲載された
『HUNTER×HUNTER』
第401話から第410話
(単行本第39巻収録分)
の内容を1時間にわたって
徹底的に振り返り、
解説・考察した動画です。
39巻は、
ビヨンド=ホイコーロが
30年前から仕組んでいた
悍ましい血統工作の暴露から始まり、
「ハルケンブルグの肉体乗っ取り作戦」
「パリストンとボノレノフの芝居とヒソカの真意」
そして物語のクライマックスとなる
「モレナとボークセンによる極限の心理ゲーム(交渉編)
&ベンジャミンの余命宣告による最終局面の幕開け」
まで、
情報密度が過去最高クラスに跳ね上がった
怒涛の展開が描かれています。
1. 衝撃の401話:ビヨンドの「血族」工作と『添え物』の呪い
クラピカの念講習会にて、
第5王子私設兵のロンギが
「自分はビヨンドの実の娘である」
と明かします。
30年前からの陰謀
ビヨンドは30年前から、
(カキンが現在の帝国体制に
革命を起こした時期と一致)
カキンの若い兵士へ
女性をあてがって偽装結婚させ、
自分の子供を
カキンの「王立軍学校」へ入学させることで、
各王子の私設兵護衛として送り込んでいました。
死後強まる念『添え物』
ビヨンドの子供たちには、
本人の自覚の有無に関わらず、
大いなる継承戦をトリガーに発動する
「死ぬことでターゲットの王子を確実に自殺させる」
(死後強まる念の呪い)
という非道な仕込み(捨て駒)がなされていました。
ロンギの目的
ロンギは自分を道具扱いした
実父ビヨンドへの復讐のため、
「王子の中に紛れているビヨンドの血族」
を自分の手で始末することを目的に
クラピカと共闘を選びます。
2. ハルケンブルグ(第9王子)の命懸けの肉体乗っ取り作戦
第9王子ハルケンブルグの固有能力
「強制的人格天換」
(霊獣の羽の刻印を持つ支持者と
意思を統一し、
放ったオーラの矢で
対象と人格を入れ替える能力)
の詳細と、
それを用いた大胆な国家転覆計画が描かれます。
バルサミルコへの憑依(バルケンジ)
ハルケンブルグは自身の魂の矢を壁越しに放ち、
第一王子ベンジャミンの最側近である
知略家バルサミルコの肉体を乗っ取ることに成功。
(この状態を通称“バルケンジ”と呼称)
捨て身の10時間限定ミッション
バルサミルコの肉体に移行したハルケンブルグは、
能力のルールに基づき、
(入れ替わった人格の片方は眠らなければならない)
自分の元の肉体に睡眠薬を飲ませて
バルサミルコの人格を眠らせることで、
自分がバルサミルコとして表へ出ます。
さらに、
本来のハルケンブルグの肉体を
「暗殺された(死亡)」という形にすることで、
ベンジャミン陣営の完全な身内として潜入。
バルサミルコが目覚めるまでの
「10時間」というタイムリミットの間に
ベンジャミンに近づき
次の手を打つという、
極めてスリリングな頭脳戦に打って出ました。
なお、彼の出生の秘密
(実は第2妃の子ではなく、
鼻の形がそっくりな
国王軍学校長ウマの子である不義の子)
もここで明かされます。
3. ヒソカの真意と、幻影旅団(ボノレノフ・クロロ)の芝居
これまで下層でヤザたちを翻弄していたヒソカと、
それを追う旅団の舞台裏が暴かれます。
本物のヒソカの独白
ベリーVIPエリアで
オリジナルポーカーに興じていた本物のヒソカ。
彼は
「自分は至ってノーマルなタイマン好きである」
(1対1のバトルを性行為と同等に捉えている人間)
と語り、
蟻編のような人外とのバトルや、
ハルケンブルグのような
集団行動型の念獣バトルには
一切興奮しないため、
暗黒大陸には全く興味がないという本質が
言語化されました。
ボノレノフの変装とクロロの焦り
これまで下層で
リンチやザクロが出会ったヒソカは、
クロロの指示で変装していた
ボノレノフ(偽物)でした。
マフィアが旅団をコントロールするために
ヒソカを必死に探す行動を
完璧に読んだクロロによる誘導作戦でした。
クロロは
シャルナークとコルトピを殺されたことで
精神的ダメージ(平静の装い)を崩しており、
精神状態がオーラに直結する念の世界において
「今のままではヒソカに勝てない」
と判断した旅団メンバーは、
クロロがヒソカを確殺するための
「国宝級の神義を盗むことで進化する
スキルハンターの隠しページ」
を完成させる前に、
自分たちでヒソカを始末しようと動いています。
4. モレナ vs ボークセン:極限の心理デスゲーム『交渉編』
39巻の後半(407話〜410話)の大部分を占める、
エイ=イ一家のボス・モレナに拉致された
第4王子私設兵ボークセンによる、
オリジナルのカード心理ゲームの全貌です。
ゲームのルール
親(モレナ)7枚、
子(ボークセン)5枚のカードを持ち、
1ターンごとに裏のまま捨てていき、
最後に残った1枚が
リクエストへの回答になるゲーム。
(Yes, No, ジョーカー, リターン, 離脱のX)
モレナの凄惨な過去(カキンへの怒り)
ゲーム中、
モレナがなぜカキン帝国の滅亡を望むのかという
狂気の原点が語られます。
カキンには
「肉・性のもてなし」を強いられる
王族の祭り『謝肉祭』があり、
モレナの母は
その犠牲となって精神を病み死亡。
そこで生まれた子供は『祭り孤児』と呼ばれ、
顔を切り裂かれて
人身売買組織に送られ、
DNA鑑定(科学的選別)で
王族の血筋か否かを判定されるという、
国の吐き気を催すような闇(謝肉祭)の実態を告白。
カキンという国は
民主化しようが
何一つ変わっていないから
すべてをぶっ壊す、
というモレナの圧倒的な正当性に、
ボークセンも同情を隠せませんでした。
イカサマのペナルティによる敗北
ボークセンは終始
「ここからの離脱」を希望し、
カードのシャッフル時に
裏面から見分けるための
細工(イカサマ)を仕込んで
完全勝利(リターンでXを拾う形)をもぎ取ります。
しかし、
このゲーム自体が
モレナの念(アプリ)の一部であったため、
「不正行為(イカサマ)を行った者は
真剣勝負からのリタイアとみなされ、
強制的に『イエス(仲間入り)』しか選べなくなる」
という自動発動の操作系ペナルティに引っかかり、
心の中では絶望しながらも
「仲間になるわ」と口にさせられ、敗北。
エイ=イ一家の
『細菌汚染(サイキンオセン)』アプリを
脳内に強制インストールされて
ハッキング状態となり、
人殺しの現場への立ち会いを強要されるという
絶望的なラストを迎えます。
5. 第410話のラスト:ベンジャミンの余命宣告と最終局面へ
物語のラスト、
突如として船内に
『特殊戒厳令』が発令され、
全乗客の行動が制限されます。
その裏で恐るべき真実が明かされます。
ベンジャミンの余命あと9時間
第一王子ベンジャミンは、
バルサミルコの肉体に
精神を移したハルケンブルグ
(あるいはその支持者)
の策略によって、
すでに
「発症から10時間で
確実に死亡する生物兵器(解毒剤なし)」
を撃ち込まれていました。
短期決戦による全滅作戦
自身の死亡が確定したベンジャミンは、
やけになるどころか
「自分が死ぬまでの
残り9時間の間に
他の王子をすべて殲滅し、
正式に継承権を得て
自分の子供に王位を譲る」
という
凄まじい執念の鬼と化します。
混沌のラスト
すでに大半の王子を拘束・確保しており、
残る王子はわずか4人
(所在不明のチョウライ、ツベッパ、
ヤザの事務所に逃げ込んだルズールス、
司法局に守られているフウゲツら)
司法局(ミザイストム、ボボバイ、センリツら)に対し、
ベンジャミンは
「ツェリードニヒとハルケンブルグによる
生物兵器テロに対抗するため」
という
大義名分を掲げて
軍の完全掌握(特殊戒厳令)を宣言。
【総括】
ベンジャミンの命が
残り9時間となったことで、
これまでの膠着状態だったサスペンス劇は一転し、
「超ハイペースな物理的暗殺の殺戮デスマッチ」
へと変貌を遂げました。
モレナのゲームの天才的な回収、
そしてベンジャミンの覚悟が描かれたところで
39巻(410話)が終了。
ここで再び掲載ストップ(休載)となりますが、
情報密度のクオリティが
過去最高を更新し続けており、
次の掲載が待ちきれないという
大興奮の考察で締めくくられています。