- 2024/10/09
この動画は、
『HUNTER×HUNTER』の主要キャラクター
クラピカの同胞である
「クルタ族」が皆殺しにされた事件の真相と、
幻影旅団
(特に団長クロロ)の結成秘話に
隠された違和感について
独自の視点で鋭く考察・解説した動画です。
1. クルタ族惨劇の現場に残された「流星街のメッセージ」
『ハンターハンター0巻(クラピカ追憶編)』の謎
劇場版の特典として限定配布された
「クラピカ追憶編」のラストには、
皆殺しにされたクルタ族の凄惨な現場と共に、
ある有名なメッセージが残されていました。
流星街の掟
そこに残されていたのは
「我々のものは何も奪うな。
我々は何も拒まない、
だから我々から何も奪うな」
という一文。
これは作中で何度も登場している
「流星街」が
外の世界に発している絶対的な報復の合図です。
報復としての事件
このメッセージが残されていたということは、
クルタ族皆殺し事件は単なる強盗ではなく、
「クルタ族がかつて流星街
(あるいはその関係者)から
何かを奪ったことに対す
る直接的な報復だったのではないか」
という仮説が成り立ちます。
2. メッセージと「幻影旅団」の不自然な不一致
旅団はメッセージを残さない
クラピカは
「幻影旅団が緋の目を狙って同胞を惨殺した」
として旅団を追っています。
しかし、
旅団が作中で行った確定的な盗み
(ヨークシンでのオークション品強奪、
グリードアイランドのゲーム機強奪など)
の現場において、
この流星街のメッセージを残した描写は
一度もありません。
事件の実行犯は旅団ではない可能性?
このメッセージを残すのは
「流星街という国家(組織)」
としての報復完了のサインであり、
旅団独自の犯行スタイルとは一致しません。
ここに物語上の大きなどんでん返しや、
クラピカの誤認の可能性
(あるいはミスコミュニケーション)
が隠されているのではないかと指摘されています。
3. 旅団の過去回想(サラサの死)に隠されたトリック
最新の連載(旅団の過去編)で描かれた、
旅団の結成のきっかけとなった
最年少の仲間・サラサの死の描写には、
数々の不自然な点(冨樫先生のトリック)が見え隠れしています。
徹底的に隠される死体の「目」
サラサの遺体はバラバラにされ袋に詰められていましたが、
木に吊るされた際も、
その後のエンバーミング(遺体衛生保全)の際も、
常に
「目が閉じられているか、顔が紙で隠されている」状態
で描写されています。
サラサ=クルタ族説の妄想
岡田氏は
「サラサは実は
クルタ族の血を引いており、
外の世界(あるいは誘拐犯)に
興奮時の『緋の目』を見られたことで
目をくり抜かれて殺されたのではないか。
だから遺体の顔(目)が
隠されていたのではないか」
という大胆な仮説を立てています。
これが事実であれば、
「仲間の目を奪われたクロロたちが、
その復讐としてクルタ族の目を奪い返した」
(=我々のものを奪い返すメッセージ)
という、
因縁の逆転構造が見えてきます。
シーラが旅団を去った理由
クロロがサラサの死体に残された
犯人のメッセージ(他国の言語)を読み、
今後の復讐と悪に染まる計画を語った際、
メンバーの1人だったシーラだけが
黙って組織を去っていきました。
シーラは語学が堪能だったため
クロロと同じくメッセージを読めており、
彼女が去ったこと、
そして後に彼女が
クラピカとクルタ族の村に接触することになる点も、
この因縁に深く関わっているはずです。
4. 幻影旅団は「無意味に一般人を殺さない」という不自然な優しさ
作中で旅団は
「冷酷無比な悪党」として語られますが、
実際の描写を細かく見直すと、
不要な一般市民の殺害を避けている
(見逃している)シーンがいくつもあります。
例1(ヨークシン編のタレコミ屋)
単行本10巻にて、
一般人の男女がすぐ近くで
「旅団(ノブナガとマチ)を見つけた」
と警察に電話で垂れ込み、
賞金を確認して逃げようとしているシーン。
2人の声は完全に旅団に聞こえていましたが、
ノヴナガもマチも彼らを殺さずスルーしました。
例2(ホテルの一般客)
マチがロビーでうるさい一般客を
「消しますか?」と団長に尋ねた際、
クロロは
(※岡田氏は動画内で
シズクと一瞬言い間違えていますが
マチとクロロの会話です)
「放っておけ、目を合わせるな」
と明確に見逃しを指示しています。
【総括】
旅団は確かに盗賊で
犯罪者集団ですが、
冨樫先生は後から
「彼らには彼らなりのルールと正義があった」
とフォローできるように、
一般人を無差別に殺さない描写を
一貫して残しています。
「ただの残虐な緋の目強盗集団」
という
クラピカ側の認知とは全く異なる、
流星街・サラサの死・クルタ族の間に横たわる
「奪い、奪い返される報復の連鎖」
のミステリーが隠されていることを予感させる、
非常に興味深い
一歩踏み込んだ考察動画となっています。