- 2024/06/07
『HUNTER×HUNTER』
王位継承戦編の大きな謎である、
正体不明の呪詛・暗殺能力
「11人いる!(サイレントマジョリティー)」
の使い手(真犯人)が誰なのかを、
単行本36巻(第390話)までの情報から
消去法を用いて
考察・特定している動画です。
動画主は、
独自のロジックから
「真犯人は、第7王子(ルズールス)の護衛であり、
第2王妃(ドゥアズル)所属の兵隊長である
『サトビ』である」
と結論付けています。
1. 犯行状況の整理と容疑者の絞り込み
能力の性質
標的(ターゲット)の射程は最大10人。
「黒ぼっこ(呪詛人形)」
をターゲットに取り憑かせ、
「土ぼっこ(ツチイナゴ)」
4匹に相手の血を吸い尽くさせる初見殺しの念能力。
1人も殺せずに
強制解除されると術者に呪いが返る
ハイリスクな制約があります。
犯行のタイムライン
1日目:クラピカの部屋(1014号室)で、上位王妃所属の兵5名が殺害される。
2日目:念講習会にて、第13王子護衛の「バリゲン」が殺害される。
3日目:同じく講習会にて、第4王子私設兵の「ミハン」が殺害される。
「1日目の部屋の中に犯人はいない」の根拠
1日目に生き残った者や辞退した従者、
プロハンター(ビル、クラピカ)らは、
のちのストーリー展開や
クラピカの精査によって
すべて白(無実)と確定。
したがって、
1日目は
「部屋の外(廊下など)からの遠隔操作」
で犯行が行われたと推測されます。
「2日目以降の講習会参加者16人の中に犯人がいる」の根拠
第1王子私設兵のヒュリコフの見立て
(プロハンターを除き、
念を使えないフリをしている
隠れ能力者が4人いる)や、
クラピカ自身の
「この中に暗殺者が潜んでいる」
というモノローグ(読者へのヒント)から、
講習生16人の中に犯人がいることは確実です。
2. 完全な「白(無実)」の人物を仕分け(消去法)
講習生16人から、
明確な描写を元に
潔白な人物を除外していきます。
ヒュリコフ・ベレレインテ:×
念能力者であることを公言している、
または犯人と視点が異なるため除外
ラジオラス・ロベリー・ユウリ:×
(念を使えなかった描写がある、
または黒ぼっこに憑かれた被害者、
クラピカによって強制覚醒した一般兵であるため除外
シェジュール・ユヒライ:×
ハルケンブルグの守護霊獣の羽の効果により、
本人の意志とは無関係に
精孔が開いて半覚醒しただけであるため除外
マオル:×
念の開花について
純粋に深く心の中で考察する描写が描かれているため、
犯人である可能性は極めて低い
3. グレーな残りの人物の考察と「サトビ」への絞り込み
残る容疑者は、
ロンギ(第5)、テンフトリ(第3)、
イラルディア(第11)、ダンジン(第4)、
ムシャホ(第8)、
サトビ(第7)の数名になります。
ロンギ・テンフトリ:×
クラピカとすでに停戦協定を結んでいる陣営のため、
協定後も攻撃を続ける動機がない。
イラルディア(第11王子の従者):×
ヒュリコフの
「来るなら来い」という思考に対し、
犯人が
「顔は見えないがオーラでわかる」と心の中で返した際、
位置関係の図でイラルディアは
ヒュリコフの正面を向いていた=顔が見えているはずなので、
条件(死角)が合わず除外。
ダンジン(第4王子の私設兵):×
自分の同僚であるミハンを殺害するメリットがないため除外
ムシャホ(第8王子の警護):×
主人のサレサレ王子は8日目に死亡。
もし彼が犯人なら
主人死亡後の講習会を欠席した辻褄は合いますが、
それでは物語の謎解き(伏線回収)として
うやむやになり、
チェーホフの銃
(出された伏線は必ず回収されるという脚本テクニック)
に反するため除外
4. 真犯人「サトビ」説の検証
消去法で最後に残ったサトビ
(第2王妃ドゥアズル所属・第7王子ルズールス警護)
を犯人とする3つの論拠です。
① 位置関係と死角の整合性
ヒュリコフが犯人のオーラを察知した際、
サトビの立ち位置はヒュリコフの真後ろ(背後)に位置しており、
ヒュリコフの「顔が見えない」というモノローグの状況と完全に一致します。
また、黒ぼっこが取り憑いたロベリーとの距離も近く、
呪詛を展開するのに不自然のないポジションにいます。
② 1日目の遠隔暗殺(トイレ)の再現可能性
サトビの所属する第7王子
(あるいは第2王妃)の部屋の構造を起点とし、
サイレントマジョリティーの射程距離
(バリゲンとの距離から推測)
を船内マップに当てはめると、
1日目の被害者ウッディが殺害された
「従事者エリアのトイレ」へ、
部屋の外から壁越しに
能力を届かせることが十分に可能です。
③ 動機(上位王妃の思惑)
サトビの直接の主人は
控えめな性格の第2王妃ドゥアズルですが、
その長女である第2皇女「カミーラ」は非常に凶暴で、
継承戦を貪欲に勝ち進もうとしています。
ドゥアズル王妃を飛び越え、
カミーラ側の過激な指示、
あるいはドゥアズル陣営を優位に立たせるための
独自の暗殺指令を
サトビが忠実に実行しているとすれば、
動機面でも説明がつきます。
※唯一の矛盾点として、
犯人の「〜だぜ」「〜だろ」といった
少し若々しく泥臭い口調が、
50代前半に見えるサトビの渋い容姿と
ギャップがある点は指摘されています。
【総括】
動画主は、
1日目の遠隔殺人のトリック(壁越しの射程範囲)と、
2日目以降の隠れ能力者の
消去パズルを綿密に組み合わせた結果、
徹底的に目立たないポジションを維持している
上位王妃の古参兵『サトビ』こそが
サイレントマジョリティーの真犯人であると結論づけています。