- 2022/12/15
『幽☆遊☆白書』
の暗黒武術会編における
最大のドラマである
戸愚呂(弟)と
幻海の出会いから
暗黒武術会での決闘、
そして死後の霊界での別れまでの
「50年間の軌跡」を追い、
2人の悲しい運命と
「彼らに足りなかったもの」
(素直さと弱さを見せる勇気)
について考察した動画です。
50年前の出会いと運命を狂わせた「潰煉(かいれん)」事件
若き日の2人
50年前、
若く美しかった幻海と戸愚呂(弟)は
共に武術を磨き、
高い実力と
深い信頼関係(かすかな恋情)で結ばれた仲間だった。
潰煉の襲撃とトラウマ
暗黒武術会へのゲスト出場を告げに来た妖怪「潰煉」に、
戸愚呂の弟子たちが
目の前で惨殺される。
無力さ痛感した戸愚呂は深く自分を責めた。
妖怪への転生
暗黒武術会で
潰煉を倒して優勝した戸愚呂は、
加齢による衰えを拒絶し、
「不老と強さ」を求めて
周囲の猛反対を押し切り
妖怪へと転生する。
50年ぶりの再会と決闘
暗黒武術会での再会
戸愚呂の手で
暗黒武術会へ招待された幻海(覆面戦士)。
老いた人間として正しさを説こうとする幻海と、
妖怪として強さを追い求める戸愚呂が
50年ぶりに決峙する。
最後の教えと死
幻海は全霊の霊丸(3発)を放つが、
80%〜100%の戸愚呂には届かず倒れる。
幻海は
「人は皆時間と戦わなければならない」
「誰かのために強くならなければいけない」
という教訓を
弟子である浦飯幽助に託し、
息を引き取った。
霊界での別れと「冥獄界」
自ら選んだ超過酷な地獄
幽助に破れ解放された戸愚呂(弟)は、
功績による軽い罰を辞退し、
自ら最も過酷な地獄
「冥獄界(1万年×1万回の苦痛=1億年)」
を選択する。
霊界の途中での別れ(名シーン)
道中で待っていた幻海に対し、
戸愚呂は幽助の未来を案じつつ、
別れ際に
「世話ばかりかけちまったな」
と言い残して去る。
幻海は彼を見送りながら
「バカ言っちゃいけないよ」
と静かに涙した。
2人の50年に対する考察(足りなかったもの)
不器用すぎた2人
戸愚呂が本当恐れていたのは
肉体の衰えそのもの以上に
「大切な者(幻海)を守れなくなること」であり、
それゆえに強さを求めて
妖怪になったのではないかと推察。
幻海が語った
「あんたが年をとれば、
あたしも年をとる。
それでいいじゃないか」
という言葉は、
共に歳を重ねて生きていきたかったという
素直な願いだった。
救いとなった幽助の存在
2人が互いに素直な弱さを見せられず
すれ違った一方、
継承者である幽助が
「他人のために出す本当の強さ」
を体現し、
戸愚呂の魂を救済・引導を渡したことで、
最後は戸愚呂も満足した笑みを浮かべて
旅立つことができた。